団長と日の出製麺所は遠い親戚?!

 今週の月曜日の朝、「日の出製麺所」に『インタレスト』を300冊届けて、今号の私の配本の旅はほぼ終了した。「日の出」の駐車場で車のトランクから本を出していたら3代目(三好君の長男)が出てきて、本を運ぶのを手伝ってもらって(といっても1箱と半分だけど)、2代目社長の三好君も出てきたのでちょっと立ち話をして、三好君がどうしてもというので非売品の生そうめんととっておきの生うどんをもらって(笑)大学に行った。

 「日の出製麺所」が私と遠い所でつながっていることは、『うどラヂ』マニアだけが知っている「讃岐うどん界のどうでもええ話」の一つである。あれは忘れもしない3年前だったか5年前だったか10年前だったか(忘れとるやないの)、私は毎年、年末の年越しに家内の実家に行って年越しうどんや年越しそばを食べるのが恒例になっていたのだが、その頃、年越しうどんのうどんは家内の実家の親類である「田井食堂(うどん屋)」から買ってきていた。それが後に田井食堂が廃業したこともあって、ある年から違うところのうどんが出るようになったのだが、そのうどんが田井食堂のうどんよりえらいうまいので(失礼)「これ、どこのうどん?」と尋ねたら、「日の出製麺所いうとこのうどんや」と言われたのである。

 聞くと、家内の父ちゃんの従兄弟の息子さんが日の出製麺所の人と結婚したらしく、頼んだらうどんをくれるというのである。そんな話をしていたら、家内の父ちゃんがその結婚式に出席した時の親族の集合写真を出してきたので、出席者の顔をくまなくチェックしたところ、うわ! ほんまに家内の父ちゃんがおるし、日の出の奥さんもおるではないか!

 整理すると、私の家内の父ちゃんの従兄弟の息子さんの奥さんのお姉さんの旦那が三好君である。反対からたどると、三好君の奥さんの妹さんの旦那さんのお父さんの従兄弟の娘の旦那が私である。つながっとるやないか!(どうでもええわ)

 というわけで、一昨年、三好君から「長男の結婚披露宴でスピーチしてくれ」と頼まれた時に「親戚はスピーチせんのちゃうか?」と言って逃げようとしたら「そんなもん、ほとんど他人ですよ」と言われて仕方なくスピーチをしてきたのであるが、後で調べたら「親族」というのは6親等までなんだそうですね。しかも、さっきの私と三好君のつながりの中には親等に関係ない「配偶者」があちこちに入ってるので、まあ、一言で言うと、他人じゃ(笑)。けど、「線引いたらつながることには違いない」という関係ではある。

 あと、余談ですが、私と三好君のお父さんは何と、誕生日が1月20日で同じ! さらに、三好君の奥さんは私と誕生日が1日違い! 田尾家と三好家は誕生日の大渋滞です(笑)。

 さらに余談ですが、1月20日が誕生日の有名人は、文人では尾崎放哉、有吉佐和子。俳優では片岡千恵蔵、三國連太郎、南果歩。歌手では太田裕美、矢口真里。お笑い界では上島竜兵。美容家では山野愛子、鈴木その子、IKKOさん。アナウンサーでは竹内由恵。映画監督はフェデリコ・フェリーニ。スポーツ界ではラグビーの松尾雄治と相撲の“おにいちゃん”の方の若乃花(花田虎上)。物理学者では「右ねじの法則(右手の法則)」を発見したアンドレ=マリ・アンペールというそうそうたるラインナップであるが、さらに何と、足利義政も1月20日生まれであることが発覚した。うーむ、すごいのか…すごくないのか…。応仁の乱の後始末をほったらかして銀閣作ったやつだからなあ(笑)。