何ちゅうタイミングで見つかるんや。

 昨日は久しぶりに「日の出製麺所」に“親戚のおっちゃん夫婦”で出動した。厳密には親族じゃないが、「おもろい方が事実になる」という麺通団の原則に従って、もはや我が家はそういうことになっている(笑)。で、いつものようにうどんが食べられる時間の終了間際に行ったら、三好君は朝から出張、女将さんも用事で出かけていなかったので、顔なじみの店の姉さん方と軽口を買わしながらうどん大と揚げを食べ終え、お土産のうどんを5袋買って店を出た。

 そこから、せっかくこっちの方に来たので南にちょっと足を伸ばして、飯山の産直「讃さん広場」に行く。「讃さん広場」は、毎朝9時のオープンと同時にお客さんがなだれ込んで5列あるレジがあっという間に全部行列になるという、「なかむら」の女将さんが「私や店が終わって行ったら、もう何ちゃないんで」と嘆くほどの“激”人気の産直である。この日は昼の1時半頃に行ったので客は広い店内に数十人とまばらだったが、売り場の商品もすっかりまばらになっていて、とりあえず桃とナスと、1パックだけ残っていた「西山さんの餅」を購入して店を出た。

 そこから旧道を通って国分寺~鬼無経由で高松の自宅に帰る途中、「植木、見て帰ろうか」ということになった。このあたりに来ると時々鬼無の「山地緑化センター」を除いたりするのだが、今日はそこを通過して、今まで行ったことがなかった「ファミリーガーデン」という店に初めて入ってみた。

 表に並んでいる植物を一通り眺めた後、店内に入ってあれこれ見ていると、家内が奥のエリアに入っていって、店主らしきお兄さんと何やら話している。遅れて私もそっちに行ってみたら、家内が店主に(もう店主だということにしとく)「家で観葉植物の大きいのをこれまで何回も枯らしたんやけど、何がいかんかったんやろ」とか相談していた。それに店主が「日当たりは? 水は? 温度は?」…等々、丁寧に相談に乗ってくれている。それから店内の植物をいろいろ説明してもらって、そのうち他のお客さんが来て店主がそっちの応対に行っている間にこっちはさらに吟味に吟味を重ねて、店主が帰ってきたので、

田尾「これがええ感じなんやけど、普通車に積めるかなあ」

店主「2mぐらいあるからちょっと無理かもしれないですけど、そんなに遠くなければお届けしますよ」

家内「どうしようか。とりあえず今日はこっちの小さめのやつにしとこうか」

 などと言いながら、大きい葉っぱが20枚ぐらいフワッと付いた1mぐらいの高さの観葉植物を1つ買うことにした。で、家内がレジでやり取りしている間に、私は表の駐車場ですっかり熱くなった車のエンジンをかけてエアコンを全開にして冷やしていたら、しばらくして店主が買った植物を抱えて家内と一緒に車の所にやって来た。

店主「後部座席か助手席か、どちらに入れましょうか?」

田尾「じゃ、後ろに入れてください」

店主「わかりました、失礼します」

 と言って後部座席に観葉植物を入れようとした店主が、そこに積んであった「日の出」のうどん5袋入りの紙袋を見て言いました。

店主「さすがですね。やっぱりうどん積んでらっしゃる」

田尾「バレとんかい!(笑)」

店主「常備されてるんですか?」

田尾「するかい!」

 久しぶりに「日の出」で買うたうどんが、何ちゅうタイミングで見つかるんや(笑)。